ヤバい後輩がいる。
後輩ってやつが苦手。自分がなるのはまだしも、誰かになられると何ともむず痒くなってしまう。というか端的に困る。そんなに何もかも求めないでー、できることなんてそんなにないよ!って自ら枷を設けてしまう。ううう、対等にしようぜ、と。
ただそんな僕にも15年以上生粋の後輩がいる。なんというか別に普通の友達なんだけど、後輩力の異常な高さとその年月をその関係で過ごしたことによる最も居心地のいい関係性というやつが珍しく「先輩-後輩」だったりする。年齢の2つくらいしか変わらないから今出会ったら普通に対等なんだと思うけどわからないものです。そして「先輩-後輩」関係を上下みたいな書きましたが、別に全然そんなことはなくただ単にそういうムーブをお互いちょっとだけするってだけの対等な関係です、はい。
で、そんな前置きをしつつ一番伝えたかったのは、この後輩ヤバいんですよね。仕事柄色んな人に会います。起業家やクリエイターって変な人の集まり。いわゆる一般の人から遠ければ遠いほど良いとされてるくらいの職業集団です。でも、この後輩のヤバさは際立ってて、なんというかほんとに頑張って「普通」になろうとしてるんですよ。え、これ怖くないですか?みんなが、何とか自分は人とは違うんだよって声を張って、振る舞って、「ほら俺って特別(どやっ)」ってやってる中(僕のことです)、彼は、なんとか「普通」になれるように試行錯誤をしている。「わ、やった!普通にみられた」。こっわ。たすけて。