「チャレンジしてるね!」って言われることは増えたけど、増えた分だけチャレンジ感は減ってるのかもしれない。

チャレンジって言葉苦手な人も多そう。
やまだくにあき 2024.08.09
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チャレンジとか挑戦とかって話。先日、1万2千人の参加者全員が何らかのチャレンジをしてるんじゃなかろうかってIVSというイベントに参加してきた。僕たちはメディアパートナーとしてだったので、その人たちにカメラを向ける。そうすると今やってることを、もっというと今チャレンジしてることを目をキラキラと輝かせながら語ってくれる。これほどまでに純粋なチャレンジが集まる場はなかなかないなーって感動した。

一方で「僕たちはチャレンジしているのか?」という問いもずっとぶつけられてる場だったとも言える。僕たちはよく「チャレンジしてるね!すごい!」と言われる。前まではその言葉を素直に受け入れて、「うんうん、僕たちは幾つになってもチャレンジできてるんだ」って思っていた。

んですが、ちょっと違うかもなって。僕たちはもしかしたら客観的にはチャレンジしているのかもしれない。だけど、「チャレンジ感」は明らかに減っている。とても減っている。当初のファンドを組成した時とかは、確かに「チャレンジ感」を持っていた。どうなるかわからない、回ってみたらみんなにやめとけと言われる。「地方でやっても意味ないよ」「そんな筋悪いことしてどうするの?」「投資先なんてあるの?」「そんなことやるなら他の意義あることやりなよ」。まぁそういった声をたくさんもらいながら、一緒にやってる友人と傷を舐め合い一つずつ形にしていった。とてもチャレンジ。そしてチャレンジ感もいっぱい。

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